10 9月

給湯器の待機電力

近年発売されている給湯器は省エネに配慮されており、光熱費を安く抑えられる製品がほとんどです。
しかしここまで省エネ化が進んでいる給湯器でも、家庭の中で閉めるエネルギー消費量は大きいです。
エコ給湯器を使っていてもガス代や電気代が高いと感じるのであれば待機電力をカットする節約法をおすすめします。

待機電力というのはその危機を使用していなくてもコンセントに電源をさしただけで消費される電気の量のことです。
待機電力を節約しようと思ったらコンセントをこまめに抜くようにするのが一番です。
この時、注意点がひとつあります。
コンセントを抜くときに線を持って引っ張らないようにすることです。抜く時は必ず頭の部分を掴んで抜くようにして下さい。
雑な抜き差しを繰り返していると配線が傷んで機器自体が壊れてしまう可能性があります。

ガス給湯器や風呂がまの待機電力は年間49.2kWhと言われています。全体の待機電力が年間285kWhと言われていますのでこのうちの6%を占めているということです。

待機電力は壁掛けのリモコンのスイッチがつきっぱなしになっていると消費されていきます。
最近の高機能の給湯器には大抵このリモコンがついています。省エネのリモコンなどもでていますが、一番はスイッチをオフにしてコンセントを抜いておくことです。

10 9月

電気ケトル

ちょっとお湯を沸かすのに電気ケトルを使用する人は近年増えています。
電気ケトルがブームになったのはフランスのメーカー、ティファールの商品がきっかけです。
ティファールのケトルはたったの数分で何杯分かのお湯を作ることができます。同じような製品が今ではたくさんのメーカーで作られるようになりました。

普段料理をする時などはガスを使っている人でもちょっとお湯を沸かすくらいなら電気ケトルを使うという人は多いと思います。特に料理中や忙しい朝は電気ケトルがあると便利です。

電気ケトルの仕組みやガスとの光熱費の違いについて検討してみたいと思います。

電気ケトルと似たようなものに電気ポットがあります。こちらはいますぐお湯を使いたいという時よりはいつでもお湯を使えるように温めておくために使われるものです。
そして電気ポットは一リットル以上のお湯をわかすのにも適しています。
それに対して電気ケトルは小さなサイズになっています。小さいもので0.15リットルくらいの量から沸かすことができます。
内容量が少ないためにお湯をすぐに沸かすことができるのです。
それだけではなくケトルの場合、お湯を普通にガスコンロで沸かすよりももっと効率的に熱を使っているため、沸かす時間が早くなります。

消費電力も少ないため、節約にも効果的です。

また、スイッチを入れても沸騰すると自動的にスイッチが切れるところもケトルのいいところです。ガスコンロでお湯を沸かした場合、火をつけていることをわすれてそのままにしてしまうととても危険です。ケトルならそのようなこともないので忙しい朝にも安心して使用することができます。

10 9月

ヒートポンプ式

これからますます注目されそうなのがヒートポンプ式給湯器です。
ヒートポンプ式給湯器とは大気熱を使用した給湯器です。
これまでの給湯器ではどんなにエコをうたっていても大気中にCo2を排出するのは避けられませんでした。
しかしヒートポンプ式ならばCo2の排出を大幅にカットすることができるのです。

エコジョーズなどの現在主流の給湯器ではできるだけ熱効率を高めることでCo2の排出を抑えようとしていました。
しかし、ヒートポンプ式給湯器はそもそも最初から熱源を作り出すための本体からのCo2の排出がほとんどされないのです。
地球温暖化も考慮した新しいエコ給湯器なのです。
今後さらに技術が発展したら一般家庭にも広まっていくかもしれませんね。

ヒートポンプ式給湯器の仕組みについてもっと詳しくご紹介いたします。

給湯器の機器自体は室外に設置されます。この機器が吸気を行って内部電力によって強い圧縮を行ないます。
空気を圧縮すると密度が高まって温度が高くなります。この熱を使用して室内の給湯に利用します。

室内の熱源として使用された空気は再び冷えていきます。
この空気をポンプで循環させて排出時には膨張させより温度を低くします。
このように圧縮と膨張を繰り返して空気の温度を調節していきます。熱源を効率的に生み出す仕組みとなっているのです。

実は同じような仕組みは冷蔵庫でも使われています。最近ではエアコンや洗濯乾燥機などにも熱コントロールの仕組みが採用されているのです。

10 9月

灯油給湯器

ガスの給湯器が主流だと紹介してきました。
今回は最近は珍しくなった灯油給湯器について紹介します。
灯油給湯器には二種類のタイプがあります。
直圧式と減圧式という2つのタイプがあります。この2つは内部構造がかなり異なります。住宅や建物の形によってどちらにするか変わってきます。

最も一般的なのが直圧式です。水道直圧式といわれることもあります。
直圧式は水道から出てくる水の圧力を変化させることなく直結させます。実際に出てくるお湯は水道管からの水圧とほとんど同じ状態で使用することになります。

それに対して減圧式の方は水道から入ってくる水の圧力を一度低くしてから給湯器本体に送り込みます。実際に使用するとき水道圧力がゆるやかになって出てきます。

2階など高層階で使用する場合には水圧が高いままの直圧式が向いています。直圧式は配管に常に圧力がかかるために老朽化のスピードも早いため、メンテナンスが定期的に必要となります。

減圧式は水圧が少ないですが、1階など近い場所に供給する場合には問題なく使用することができます。配管に圧力もかかりませんので古い住宅にも導入することができます。

灯油式給湯器にも最近新しいタイプが登場しています。
熱効率がよく節約できる「エコフィール」というタイプの給湯器です。
直圧式の給湯器ではこれまで大気中に排出される無駄になっていた熱があったのですが、この熱を効率的に回収してこれまでより高効率でお湯を沸かせるようになったのです。